「今までなかったはずなのに、猫の口元に黒い点がある…」
もしや、心配になって検索した結果、この記事にたどり着いた人はいないでしょうか?
私もまさにその状況に陥ったばかり。
実はこの黒い点、「Lentigo simplex」「Lentigo in cats」と海外のサイトやフォーラムでよばれている良性の色素沈着の可能性が高い!
特に茶トラ猫、三毛猫、サビ猫といったオレンジ色の遺伝子を持つ猫ちゃんによく見られる現象で、怖がらなくて大丈夫なもの。
今回はその「黒い点」の正体と、自宅でできる4つのチェックポイントをご紹介します。
猫ちゃんにあらわれた斑点が、色素沈着であれば放っておいても大丈夫なので、しっかりと見極めましょう。
目次
年齢による自然な色素沈着?
猫の口元や鼻、歯茎にできる黒い点は、多くの場合は良性の色素沈着。これは人間でいうそばかすや加齢によるシミのようなもので、特に高齢になるほど増える傾向があるようです。
たしかにうちの茶トラも小さい頃はなかったんですもん。(茶色の猫だとも思わなかったけど)
✔ チェックポイント①
- 2歳〜4歳頃から出始めることが多い
- 痛みやかゆみがない
- 触っても盛り上がっていない
色や形が急に変化していない?
もし短期間で急に大きくなったり、形がいびつになった場合は注意が必要です。
✔ チェックポイント②
- 点が急に大きくなっていないか?
- 色ムラや赤みが出ていないか?
異変を感じた場合は、念のため動物病院で診てもらいましょう。
猫が気にして舐めたり掻いたりしていない?
猫自身が気にしてしつこく舐めたり掻く場合は、皮膚炎や他の病気が隠れている可能性もあります。
✔ チェックポイント③
- 口元を執拗に舐めていないか?
- 引っ掻き傷や出血はないか?
普段通りならほぼ問題なし。気になる行動があれば早めの診察をおすすめします。
ただれ・出血・膿などの異常はない?
見た目だけでなく、においや出血も大事なサイン。色素沈着ならこれらの症状はありません。
✔ チェックポイント④
- ただれたり、血や膿が出ていないか?
- 嫌なにおいがしないか?
これらがある場合は口内炎や腫瘍など、他の病気の可能性もあります。
心配しすぎなくても大丈夫!
うちの三毛猫チクワちゃんにも1個だけあってびっくり。気づかなかったよ。とはいえ、「急な変化」「出血」「猫が気にする仕草」が見られたら念のため獣医さんに相談を。年1回の健康診断でまとめてチェックしてもらうと安心です。
この記事のポイント
- 黒い点の正体はメラニン色素沈着
- 茶トラ・三毛・サビ猫に多い
- 気になる変化があれば病院でチェック
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