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チクワに出会うの巻

2021年8月のこと

オリンピックウィークということもあって、その日も朝からテレビをつけた。ザッピングしていたら、いつもは見ない民放の星占いがながれてきて。

「本日の最下位は・・・」

占いってさぁ、好きじゃないんですけど、見ちゃう派です。朝からなんかネガティブなこと言われたくないんですよ。信じないけどさぁ、いや、ちょっと信じちゃうから嫌なんだろうなぁ。というわけで、チャンネルを変えることができず・・ついつい見ちゃったら、

「ごめんなさい、おとめ座のあなた」

胸をなでおろす。
そーか、そーか。可哀想な夫・・・(笑)
ということで、優しさついでにラッキーアイテムまで聞くことにする。

「本日のラッキーアイテムは、ハヤシライス」

噓でしょ?
一昨日作ったハヤシ、まだ残ってて困ってた!

もう、アタシ飽きてて食べたくなかったのよ。これ、スゴイよくない?
ということで、朝から、彼には、残り物のハヤシを食べてもらった・・・。
あの日は、そんな一日の始まりだった。

事件は夕方起こった

二人してチャリで用事をすませ、なんとなくついでに寄った近所のドラッグストア。
必要なものを購入して、店を出たのは、6時ちょっと前だったろうか。
冷凍うどんやら、牛乳やら買っていた私たちは猛暑で食品が傷むことを恐れ、早々に帰宅しなくちゃならなかった。私を顧みることなく、とっとと先に進む夫。

追いかけるように自転車にまたがったとき、それは視界に飛び込んできた。

ドラッグストア駐車場の片隅の手入れされていない雑草の隙間から、ミャウミャウ言いながらソレは現れた。
どこかおぼつかない子猫の歩き方。ドラッグストアの搬入品を運ぶであろう大型キャスターの下のちょっとした日陰に入ると、ソレはコテンと倒れた。

噓でしょ?(再び)


凝視されてるのを意識してか、ミャウミャウ言いながら、こっちをチラチラみてくるソレ。
あー。なにこれ。めっちゃアピールしてくるやん。(勘違いのヒト)

私は、既に先を進んでいた夫を大声で呼び戻し、怪訝な顔でドラッグストア駐車場まで戻ってきた彼に伝えた。

アレ、見て。

「え?どうしたいの?」

はい、この人、こういうヒトー。全然ムカつかない(嘘)。というか、逆にイケるやつー。

持って帰りたい。

「え?どうやって?」

既に、家に5匹いる猫のことは言わないナイスガイなのよ、彼は。というわけで手短に「ドラッグストアで空き箱をもらってきて」と指示。


で、捕まえました。嘘みたいに簡単に、首根っこつまんでゲットだぜ!
全く逃げないどころか、威嚇しないし、されるがままだし。

捕まえてみてわかったこと

ソレは、ぜんぜん子猫ぽくなかった。
まー、シーズン的にもそーなんだけど。
大きいのよ、フツーに。いや、小さいんだけど。

今まで拾ってきた1ヶ月弱のやつらとは明らかに違う長さ。でも、明らかにガリッガリ。お顔は、目ヤニと鼻水でぐちょぐちょ。


そのあとは、一旦自宅に帰り(もちろんソレは家には入れず、うどんは冷凍庫に入れ)、車に乗り換え動物病院へゴー。

病院にて

体重 0.92キロ。
骨格的に、推定3ヶ月。

体重的には、生後2ヶ月未満サイズって、どういうことよ?
脱水症状があるので、まず点滴。
案の定、ノミも飼っていらしたので、「ブロードライン」。これ、内部寄生虫にも効果があるそうな。ありがたや。

そして、なんか気になっていたヨロヨロ歩きも診てもらう。
なんでか、左足つかないんだよな、コイツ。

考えられる可能性としては脱臼のようだが、一旦回復を待ち、追々レントゲンを撮るか判断することに。なんか肺の音も悪いらしく、肺炎気味かもとも言われました。

そんなこんなで、家についてからは、獣医さんのご厚意でいただいた高栄養ウェットフードを与えてみると、めっちゃ食べた。むせながら、涙を流しながら食べるので、かなり飢えていたんだね。まぁ、見るからに・・・だけど。


お腹ぽんぽこりんにしてやるーーーー。
つーことで、後日、高栄養缶もご購入。イロイロ怖いので、隔離部屋で様子見です。

私の用意した大きめタッパーにペットシーツと、砂(固まらないやつ)を入れたシステムトイレ風(どの辺が?)をフツーに使いこなすお利口さん。
なにより、コイツ、威嚇しないばかりか、ずっとゴロゴロ言ってて性格もいいんだよー。基本、情が移るので里子に出す子には名前をつけない主義だけどさ。

なんか、片足を別の世界に引っ張られそうになってるコイツ。現世にガッチリつなぎとめておくために、早々に命名。名前を授けるっちゅーのは、現世に縛ることだからさ(厨二病)。

そうそう、おとめ座が最悪な運勢のときって、大概、牡羊座の運勢は良いって知ってた?
きっと、元気に育つと思う!信じる!猫の神様、お願いシャース!!



当時を振り返って

なんで日記つけてたんだろ(笑)
ということで懐かしい感じだったんで、投稿してみました。
いまや、ちくわさんは、我が家の可愛いマスコット的ポジションです。

問題があるとすれば、誰よりも下っ腹がぽっこりしすぎて、腫瘍ができたかと心配させたことぐらいですかね…
ええ、腹そりしてエコーとって、確認ずみですよ、良かったですよ、なんでもなくて。


ルーズスキンというそうです。そういう系統の猫さんってことで。ほんとか?

今後の課題

飢餓を知る子は、食に対して貪欲といいますが、猛暑の中、お水飲めなくて脱水おこしてた彼女は、水に執着があります。流れる水はもとより、結露、キッチンのシンクの水滴まで。

満足するまで飲ましたら、マーライオンしてしまったため、これはもう、シンプルに許容量とかバグってるのかもしれません。
ほどほどに、叱りつつ(シンクとか危険なんで)、頑張って説得していこうと思います。
もう、4歳になってるけどな。



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