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猫のお腹のたるみ=肥満や病気とは限らない!健康との関係を徹底解説

2025/05/24

猫のお腹がたるんでいて、これって肥満?それとも病気?と心配になったことはありませんか?
我が家のチクワちゃん。ほかの5匹とは明らかに違う、下っ腹だけポコンとしてることに気づき、心配で病院へ連れて行ったことがあります。

▲お腹の谷間?ゾーンが気になったのです


そこで、そのポコンの正体を知るわけですけど。猫の体には、必ずしも肥満や病気とは限らないものがあるんだねぇ。
本記事では、猫のお腹のたるみの正体や、肥満との違い、健康チェックの方法まで詳しく解説します。

目次

病院に行った経緯

▲スレンダー3人衆


うちの猫たちの構成といたしましては、太めの猫が1匹、やや太めの猫が1匹、毛が厚い猫が1匹、通常タイプが3匹という感じ。

▲太め枠 もちまる君


うちではチクワちゃんは通常。むしろスレンダー扱いだったわけです。なのに、ふと気づいたら、お腹だけオカシイ。お腹だけ太い。拾った時はガリガリだったのに、ですよ。
ほかの5匹にはない特徴に私は震えました。なんか腫瘍的なものができたのではないかと。

ハイ、すぐ病院へ。

▲剃毛しエコー他検査後


ルーズスキンとな!
ということで安心して帰宅しましたとさ。めでたし、めでたし。

猫のルーズスキンってなに?

▲病院に行きたくなかった猫

別名「たぷたぷ」とも呼ばれる猫ちゃんのルーズスキンは、お腹から後ろ足にかけて広がっている「たるみ」の部分を指します。
歩くと左右に揺れることもあるようで傍目には「太ってる?」と思うけども、これは伸びてたるんだ皮膚で、脂肪じゃないんだって。つまり、お腹がたぷたぷしていても肥満とは限らない。

「ルーズスキン」の正式名称は プライモーディアルポーチ(Primordial Pouch) 。
直訳すると「原始的な袋」という意味だそうです。

ルーズスキンの役割とは?

  • お腹を守るため: ケンカや外敵から身を守るとき、皮膚のたるみがあることで致命傷を避ける役割を果たします。

  • 後ろ足の可動域を広げる: 瞬発力が求められる猫にとって、たるんだ皮膚はスムーズな動きを助けます。

  • 食いだめに備える: 野生ではいつ食べられるかわからないため、体を一時的に大きくできるという説もあります。

ルーズスキンと肥満の違いや見分け方



見た目だけでは判断が難しい猫の体型。次のポイントでチェックしてみましょう。

1. 触って確かめてみる

たぷたぷ部分を指で触ってみてください。
しっとりとした皮膚だけの感触ならルーズスキン。
皮膚の下にぷよぷよとした脂肪が感じられる場合は肥満の可能性があります。

2. 上から見てみる



理想体型の猫は、上から見ると腰の部分に軽いくびれがあります。
一方、肥満の猫は首や背中にも脂肪がつき、全体的に丸く見えます。

▲え?こういうこと?


3. BCS(ボディコンディションスコア)でチェック

猫の体型を数値で評価できる指標が「BCS(Body Condition Score)」です。下の図を参考に、おうちの猫ちゃんの体型をチェックしてみてね。

スコア 状態 特徴
BCS 1 痩せすぎ 肋骨や背骨がすぐ触れる。筋肉量も低下。
BCS 2 やや痩せ 肋骨が触れる。腰のくびれがはっきり。
BCS 3 理想的 肋骨が軽く触れ、腰にくびれがある。
BCS 4 やや肥満 肋骨が触れにくく、腹部がたるむ。
BCS 5 肥満 肋骨が触れない。全体的に丸い。

まとめ:たぷたぷ=肥満じゃない!

お腹のたるみ=肥満ではなく、猫本来の正常な構造である可能性が高いです。
ただし、本当に健康かどうかを見極めるには、触診やBCSスコアでの確認が大切。

なんか違和感ある…と感じたら、エコーやら検査して安心をゲットだぜ!
少しでも不安になったら、病院へゴーゴー。

定期的な健康チェックで、猫ちゃんの体調を守ってあげましょう。