同じ体重でも、猫の骨格や筋肉量によって、健康かどうかは大きく変わります。
そこで注目したいのが、BCS(ボディ・コンディション・スコア)という指標。
今回は、これについて調べたのでシェア。
目次
猫の体重管理、つい数字だけで判断してない?
例えば、うちの猫たち。6キロから4キロ弱。体重の幅こんなにある。
洋猫じゃないです、彼、日本猫で近所のガレージ生まれです。みんな同じごはんを食べていても、1匹だけ太りやすかったり、逆に痩せていたりというのを目の当たりにしております…
BCS(ボディ・コンディション・スコア)って知ってる?
BCSは、猫の「見た目」と「触ったときの脂肪の付き方」から、痩せすぎ〜肥満までの状態を評価する方法。
獣医さんも日常的に使う評価基準だそうで、言われてみれば動物病院の壁に比較図が貼ってあったなぁと思いだす。ということで、体重にとらわれず「今の体型が健康かどうか」を判断する基準を確認していくー。
BCSと体重の目安(あくまで参考)
BCSスコア | 体型の特徴 | 体重との関係 |
---|---|---|
1(痩せすぎ) | 肋骨・背骨が浮き出て見える、筋肉量も少ない | 適正体重よりかなり少ない |
2(やや痩せ) | 肋骨が簡単に触れる、腰のくびれが強調されている | やや体重が少ない |
3(理想) | 肋骨が軽く触れる、上から見て腰のくびれがある | 適正体重 |
4(やや肥満) | 肋骨が触りにくい、くびれが目立たない | やや体重オーバー |
5(肥満) | お腹が垂れ下がり、くびれが見えない。脂肪が目立つ | 明らかな体重オーバー |
※注意: BCSスコアは見た目と触診によって評価するため、必ずしも体重の数値と一致するとは限りません。体格や猫種によって個体差があります。
- 上から見てウエストのくびれがあるか?
- 横から見て腹部にたるみがあるか?
- 肋骨を軽く触ったとき、すぐに感じられるか?
BCSを観察することで、見た目の変化から体調の変化にもいち早く気づくことができる!ってことみたい。
踏まえて我が家の場合(あくまで参考)
そして続きましては、女子。
エビちゃんはアンダーコートが厚くてマッチョなんだよね。
まとめ:体重だけでは見えない“健康の本質”
人間の健康に関する研究では、「少し小太りの女性のほうが長生きする」って言われてるの知ってる?←私の免罪符(笑)
これについては、まぁおそらくBMIが標準よりやや高めの人のほうが、加齢や病気に対する“体力の余力”を持っているからではないか、という理由らしいんだけど。
この考え方は、猫にも当てはまるはず!と思う。
猫も年齢を重ねると筋肉量が落ち、少し体重が減るだけでも体調を崩しやすくなる。
とはいえ一方で、過度な肥満は関節の負担や生活習慣病のリスクを高める原因にもなるから難しい。
そこで重要になるのが、「体重」という数字だけでなく、BCSという“体型の指標”を使って健康を判断すること。
見た目のくびれ具合、肋骨の触れ具合、お腹のたるみ(ルーズスキン)などを総合的に観察して健康を維持しよう。もはや、これは猫の下僕である人間の仕事ですよね。
ルーズスキンについてはこちらの記事でも紹介しているので参考にしてね。
私たちができること
- 体重を定期的に測る
- BCSをチェックする(わからなければ動物病院で確認)
- 痩せすぎ・太りすぎを避けるためのフード調整
- シニア期は“少し余裕のある体型”を目安に
数字も見た目も触った感覚も…あらゆる情報を上手くつかって、猫の健康寿命を延ばそう!猫又になってもらおう!そんなお話でした。
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